太郎の泉 “Fountain of Taro”
夏のワークショッププロジェクト2010 「ふしぎの森の美術館」
2010,広島市現代美術館
Summer Workshop Project 2010″Museum of the wonders of the forest”
2010,Hiroshima City Museum of Contemporary Art
広島市現代美術館に特別展示される岡本太郎製作の《明日の神話 1号原画（1967年制作/縦48cm×横195cm、油彩）を元に、古着を素材に【縦 約150cm×横 約500cm】の巨大なクッションのオブジェを製作し、原画の前の床に鏡合わせの状態で設置。
絵画（美術）に触れ、湧き出る人間の想像力の泉に写し出されたイメージを視覚化した。
《明日の神話》のがい骨や、他のモチーフ部分をめくると、ゴーギャンの《我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか（1897年制作/139cm×374.5cm/油彩）》の人物モチーフが現れる。繰り返される生や死、人類の悲劇と喜びといった繰り返される不変のテーマを重ね、今生きている閲覧者が原画と見比べたり、寝転びながら自ら作品に重ね合わすことで、自然と視覚を意識することを促すインスタレーション。太郎の赤い目玉のモチーフに重ねた並行に飛ぶ白い鳩は、高低さの見えない状況の中で生きる人々の希望の行方を示している。
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 岡本 太郎 Taro Okamoto（1911～1996） 明日の神話 Myth of Tomorrow 1967年 油彩 48.0cm×195cm |
 ポール・ゴーギャン Paul Gauguin（1848～1903） 我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか Where Do We Come From? What Are We? Where Are We Going? 1897年 油彩 139cm×374.5cm |
《明日の神話》のがい骨や他のモチーフ部分をめくると、
ゴーギャンの《我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか》の人物モチーフが現れる。
